マーチエキュート神田万世橋(万世橋高架下開発)


マーチエキュート神田万世橋(万世橋高架下開発)
万世橋駅は東京駅とほぼ同時期に、現在の中央線の前身甲武鉄道の終着駅として作られた。関東大震災での焼失などを経て、駅としての機能自体を失い、交通博物館として使われた。地域にとっては、江戸時代から神田の町の交通の結節点として栄え、また、東京の変化にともない、その姿を変えながらも多くの人に利用されてきた。
今回、煉瓦のアーチが耐震補強され、商業施設として生まれ変わることとなった。
そこで、継承された文化や駅としての記憶を残すために、恣意的なデザインを施すのではなく、コンクリートと煉瓦の新旧の素材のコントラストを活かし、歴史そのものを体感できるように考えている。看板、設備、サッシのディテールを工夫し、アーチがつくる空間それ自体を際立たせた。
神田川に面した北側立面には、親水デッキを設け店舗空間を延長し、東京の水辺に賑わいのある新たな空間を設け、レンガアーチ内からキャンチレバーした親水デッキを支える鉄骨梁は、将来デッキ巾拡張にも対応出来るよう考慮している。遺構の階段から上るホーム上の空間はガラスの箱とし、柔らかく風景が連続し映り込む様に天井をアルミニウムとした。

design boom

データ DATA
所在地 Location:東京都千代田区 Chiyoda, Tokyo
構造 Structure:1階煉瓦造(既存) Brick 2階S造 Steel
延床面積 Total Area:1950m2
竣工 Completion date:2013.9
施工 Contractor:(1階高架下)戸田建設, (2階)東鉄工業

コメントは停止中です。