氷見の家 House in Himi

氷見の家

富山県氷見市の大正時代の古民家のリノベーションである。
施主は「ひみ里山杉」の製材業を営んでおり、地域資源の循環の中に位置づけた家づくりとなった。

既存の母屋を敷地の北側に曳家することで南側に広く庭を確保し、南に面した吹抜の開口部から、建物の中心部に十分な明るさを取り入れる計画とした。
床材や天井材、建具、階段、家具にはひみ里山杉を用い、素肌に優しく温かみのある内装としている。

既存の梁や柱を活かし、吹抜の壁面やキッチンの腰壁、リビングのローテーブルに古材を用いた意匠とすることで、古材の趣を感じられる空間を創り出している。
2階は既存の小屋組を現しとし、開放的でありながら小屋組の重厚感を感じられる空間とした。

外壁には十分な充填断熱と付加断熱を施し、高性能樹脂トリプルサッシを使用することで、年間暖房負荷41kWh/㎡の性能とした。
歴史を感じる東立面の既存の下屋や格子、欄間は残し、南面は施主が自ら制作したひみ里山杉の焼杉を張っている。さらに屋根の軒先を伸ばして外壁材の耐久性を上げる計画とした。

データ DATA

所在地 Location:富山県氷見市 Himi, Toyama
構造 Structure:木造 Wooden
延床面積 Total Area:175.20m2
竣工 Completion date:2020.12
施工 Contractor: 東工業 Azuma Industry Co.,Ltd. / 江嵜建築 ezakikenchiku
撮影 Photographer : 竹田 泰子 Hiroko Takeda

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