moto.8:モトッパチ

moto.8:モトッパチ moto.pachi 市川市の本八幡駅近くに建つ、新築木造2階建てのテナント兼用住宅である。テナントの集客性を確保しつつ、本八幡の住民が集う、開放的なコミュニティの場作りが求められた。道路に面した1階のテナントは大きな開口部を作り、道行く人々から店内の様子がわかりやすいようにすることで、気軽にテナントに入れるようにした。また建物の中央部分にはコミュニティ広場を配置し、地域住民の憩いの場やイベント時等に利用できるようにした。広場と一体的に設計した古民家のようなテナントは、元々敷地内に建設されていたオーナーの母屋である、築80年程の木造住宅の再現である。この旧母屋は、「同潤会アパート」等の設計で知られる、同潤会メンバーの「柘植芳雄 氏」の初めて手掛けた民間の木造住宅である可能性が高く、歴史的価値の高いものであることが敷地調査の段階でわかった。そのため、この旧母屋を設計のシンボルとして計画を進めて行くこととした。この旧母屋は構造的な理由から、曳家することが難しかったため、一度解体をし、柱、梁、瓦、建具等を保存し、再現後に再利用することとした。積極的に部材を活用しながら旧母屋を再現し、新しいテナントとして再生することで、この土地で継承されてきた文化や記憶を体感することのできる場所となった。 敷地内の樹木には、ほぼ手を入れず、既存の庭園の景観を維持している。 また、外構には旧母屋の解体時に保存をしていた「瓦」を8の字に埋め、moto.8特有の場となっている。この場所が人と人を繋げ、周辺の住民達の集いの場となっていくことを願う。 . データ DATA 所在地 Location:千葉県市川市 ichikawa , Chiba 構造 Structure:木造 Wooden 延床面積 Total Area:499.27m2 竣工 Completion date:2019.04 施工 Contractor: 西武建工,木巧舎

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